第3回: カフェサイトのレスポンシブデザインとメディアクエリの基礎

第3回目ではカフェサイトをさまざまなデバイスで見やすくするために、レスポンシブデザインとメディアクエリの基礎について学びます。
レスポンシブデザインは異なる画面サイズやデバイスに対応するデザイン手法です。
これによりスマートフォンやタブレット、デスクトップなど、どのデバイスでも最適な表示が可能になります。

目次

レスポンシブデザインの基本

レスポンシブデザインの基本

レスポンシブデザインを実現するための基本的な手法として、以下の3つがあります。

フルイドグリッド

フルイドグリッドとはレイアウトの幅を固定せず、画面の幅に応じて可変にする方法です。
これによりどの画面サイズでもコンテンツが適切に表示されます。

.container {
  width: 100%;
  max-width: 1200px;
  margin: 0 auto;
  padding: 0 20px;
}
フレキシブルイメージ

フレキシブルイメージは画像の幅を画面サイズに応じて可変にする方法です。
これにより画像が画面に収まるように調整されます。

img {
  max-width: 100%;
  height: auto;
}
メディアクエリ

メディアクエリは特定の条件(画面幅やデバイスの種類)に基づいて異なるCSSスタイルを適用する方法です。
これにより異なるデバイスに応じた最適なデザインを実現できます。

@media (max-width: 768px) {
  .header {
    text-align: center;
  }

  .nav {
    display: flex;
    flex-direction: column;
  }

  .nav a {
    display: block;
    margin-bottom: 10px;
  }
}

カフェサイトへの適用例

実際にカフェサイトにレスポンシブデザインを適用してみましょう。
以下のCSSをstyle.cssに追加します。

/* グローバルスタイル */
body {
  background-color: #f0f0f0;
  font-family: Arial, sans-serif;
  margin: 0;
  padding: 0;
}

header {
  background-color: #333;
  color: #fff;
  padding: 20px;
  text-align: left;
}

header h1 {
  margin: 0;
  font-size: 36px;
}

header nav a {
  color: #fff;
  text-decoration: none;
  margin-right: 15px;
}

header nav a:hover {
  text-decoration: underline;
}

main {
  padding: 20px;
  background-color: #f9f9f9;
}

main section {
  margin-bottom: 20px;
}

main h2 {
  font-size: 28px;
  color: #333;
}

main p {
  font-size: 16px;
  line-height: 1.6;
}

footer {
  background-color: #333;
  color: #fff;
  text-align: center;
  padding: 10px;
  position: fixed;
  width: 100%;
  bottom: 0;
}

footer p {
  margin: 0;
  font-size: 14px;
}

/* メディアクエリ */
@media (max-width: 768px) {
  header {
    text-align: center;
  }

  header nav a {
    display: block;
    margin-bottom: 10px;
  }

  main {
    padding: 10px;
  }

  footer {
    position: relative;
  }
}

グローバルスタイルでは基本的なスタイル設定を行います。

メディアクエリでは画面幅が768ピクセル以下の場合に適用されるスタイルを定義します。
これによりヘッダーのテキストが中央揃えになり、ナビゲーションリンクがブロック表示になります。

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プロジェクトの確認

style.cssを保存して、ブラウザ(google chromeやmicrosoft EDGEなど)でindex.htmlを開いてみましょう。
index.htmlをダブルクリックするとスムーズかと思います。

まずここまででカフェのWEBサイトが上記のように表示されることを確認してください。

まとめ

今回の講座ではレスポンシブデザインの基礎について学び、カフェサイトに適用しました。
メディアクエリを使うことで画面サイズに応じてスタイルを変更し、さまざまなデバイスで最適な表示を実現しました。
レスポンシブデザインを理解することで、よりユーザーフレンドリーなサイトを作成することができます。

次回はカフェサイトにインタラクティブな要素を追加し、ユーザー体験を向上させる方法について学びます。
JavaScriptを使った基本的なインタラクションの実装を行い、さらに魅力的なサイトに仕上げていきましょう。

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