第1回: JavaScript入門

JavaScriptは初心者にとって最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ学んでいけば必ず理解できるようになります。
この記事ではJavaScriptの基本を丁寧に解説していきますので、焦らずに進めていきましょう!

目次

JavaScriptとは?基本概念と歴史

JavaScriptの誕生と進化

JavaScriptは1995年にNetscape社のBrendan Eichによって開発されました。
ウェブページを動的に操作するための言語として誕生し、現在では幅広い用途に使用されています。

JavaScriptの進化のステップ

STEP
1995年

JavaScript誕生(当初はLiveScriptという名前)

STEP
1997年

ECMA-262規格が制定されECMAScriptとして標準化

STEP
2009年

ECMAScript 5(ES5)が登場して現在でも多くのブラウザでサポート

STEP
2015年

ECMAScript 6(ES6)として大幅なアップデートして現在(2024年)に至る

なぜJavaScriptを学ぶべきか

JavaScriptは以下のような理由で、ウェブ開発において重要な言語です。

  • ユーザー操作に応じた反応
    ボタンをクリックしたときにメッセージを表示するなど、ページをより「対話的」にするためのツールです。
  • フルスタック開発
    サーバーサイド(Node.js)でも使用可能です。
  • コミュニティとリソース
    豊富なライブラリやフレームワークが揃っています。

補足: JavaScriptは「ページを動かす」ことができますが、CSSアニメーションとは異なり、ユーザーの操作に応じた反応や動きを制御できます。

JavaScriptの主な用途

JavaScriptは以下のような用途で利用されています。

  • フロントエンド開発
    ブラウザ上で動作するWebアプリケーションの作成
  • サーバーサイド開発
    Node.jsを使用したバックエンドの構築
  • モバイルアプリ開発
    React Nativeなどのフレームワークを使用

JavaScriptの特徴

JavaScriptは以下のような特徴があります。

  • 動的型付け
    変数の型を事前に宣言する必要がない
  • オブジェクト指向
    オブジェクトを使用してデータとメソッドを管理
  • プロトタイプベース
    クラスではなくプロトタイプチェーンを使用して継承を実現

JavaScriptの基本構文

変数とデータ型

JavaScriptでは変数を使ってデータを格納します。
以下のような方法で変数を定義します。

const name = "太郎";
let age = 30;

データ型の一覧

データ型説明
数値 (Number)整数や小数点のある数値を扱う
文字列 (String)テキストデータを扱う
真偽値 (Boolean)trueまたはfalseの2値のみを持つ
配列 (Array)複数の値を1つの変数で管理
オブジェクト (Object)キーと値のペアを持つ複雑なデータ構造

演算子と式

JavaScriptでは変数や値を操作するために演算子を使います。
ここでは「そうなんだ」程度に覚えておいてください。

  • 算術演算子
    • +(足し算)
    • -(引き算)
    • *(掛け算)
    • /(割り算)
    • %(剰余算)
  • 比較演算子
    • ===(等しい)
    • !==(等しくない)
    • >(より大きい)
    • <(より小さい)
  • 論理演算子
    • &&(かつ)
    • ||(もしくは)
    • !(否定)

コメントの書き方

コードにコメントを追加することで、後から見返した際の理解が容易になります。
複数人での制作になった際にはコメントがとても重要になります。
早いうちからコメントを残すクセをつけておきましょう。

// これは1行コメントです
/*
  これは複数行コメントです
  複数行にわたる説明を書くときに使用します
*/

まとめ

JavaScriptはウェブ開発において欠かせない存在であり、その基本を理解することは、エンジニアとしての大きな一歩です。

この記事ではJavaScriptの歴史や基本構文について説明しましたが、まだまだ多くの機能があります。
次回は制御構文について詳しく解説しますが、焦らず一歩ずつ進んでいくことが大切です。
自分のペースで進めていけば、きっとJavaScriptの世界が広がっていきますよ!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次