JavaScriptは初心者にとって最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ学んでいけば必ず理解できるようになります。
この記事ではJavaScriptの基本を丁寧に解説していきますので、焦らずに進めていきましょう!
JavaScriptとは?基本概念と歴史
JavaScriptの誕生と進化
JavaScriptは1995年にNetscape社のBrendan Eichによって開発されました。
ウェブページを動的に操作するための言語として誕生し、現在では幅広い用途に使用されています。
JavaScriptの進化のステップ
JavaScript誕生(当初はLiveScriptという名前)
ECMA-262規格が制定されECMAScriptとして標準化
ECMAScript 5(ES5)が登場して現在でも多くのブラウザでサポート
ECMAScript 6(ES6)として大幅なアップデートして現在(2024年)に至る
なぜJavaScriptを学ぶべきか
JavaScriptは以下のような理由で、ウェブ開発において重要な言語です。
- ユーザー操作に応じた反応
ボタンをクリックしたときにメッセージを表示するなど、ページをより「対話的」にするためのツールです。 - フルスタック開発
サーバーサイド(Node.js)でも使用可能です。 - コミュニティとリソース
豊富なライブラリやフレームワークが揃っています。
補足: JavaScriptは「ページを動かす」ことができますが、CSSアニメーションとは異なり、ユーザーの操作に応じた反応や動きを制御できます。
JavaScriptの主な用途
JavaScriptは以下のような用途で利用されています。
- フロントエンド開発
ブラウザ上で動作するWebアプリケーションの作成 - サーバーサイド開発
Node.jsを使用したバックエンドの構築 - モバイルアプリ開発
React Nativeなどのフレームワークを使用
JavaScriptの特徴
JavaScriptは以下のような特徴があります。
- 動的型付け
変数の型を事前に宣言する必要がない - オブジェクト指向
オブジェクトを使用してデータとメソッドを管理 - プロトタイプベース
クラスではなくプロトタイプチェーンを使用して継承を実現
JavaScriptの基本構文
変数とデータ型
JavaScriptでは変数を使ってデータを格納します。
以下のような方法で変数を定義します。
const name = "太郎";
let age = 30;
データ型の一覧
データ型 | 説明 |
---|---|
数値 (Number) | 整数や小数点のある数値を扱う |
文字列 (String) | テキストデータを扱う |
真偽値 (Boolean) | trueまたはfalseの2値のみを持つ |
配列 (Array) | 複数の値を1つの変数で管理 |
オブジェクト (Object) | キーと値のペアを持つ複雑なデータ構造 |
演算子と式
JavaScriptでは変数や値を操作するために演算子を使います。
ここでは「そうなんだ」程度に覚えておいてください。
- 算術演算子
- +(足し算)
- -(引き算)
- *(掛け算)
- /(割り算)
- %(剰余算)
- 比較演算子
- ===(等しい)
- !==(等しくない)
- >(より大きい)
- <(より小さい)
- 論理演算子
- &&(かつ)
- ||(もしくは)
- !(否定)
コメントの書き方
コードにコメントを追加することで、後から見返した際の理解が容易になります。
複数人での制作になった際にはコメントがとても重要になります。
早いうちからコメントを残すクセをつけておきましょう。
// これは1行コメントです
/*
これは複数行コメントです
複数行にわたる説明を書くときに使用します
*/
まとめ
JavaScriptはウェブ開発において欠かせない存在であり、その基本を理解することは、エンジニアとしての大きな一歩です。
この記事ではJavaScriptの歴史や基本構文について説明しましたが、まだまだ多くの機能があります。
次回は制御構文について詳しく解説しますが、焦らず一歩ずつ進んでいくことが大切です。
自分のペースで進めていけば、きっとJavaScriptの世界が広がっていきますよ!