JavaScriptの基本構文を理解することでプログラミングの基礎を固めることができます。
この記事では変数、条件分岐、ループ、関数といった基本的な構文について解説します。
焦らずに進めていきましょう!
プログラミングの学習でまず必要なことは焦らないことです。
JavaScriptの基本構文
変数とデータ型
JavaScriptでは変数を使ってデータを管理します。
以下は基本的な変数の宣言方法です。
const name = "太郎";
let age = 30;
var group = 4;
変数には以下の3種類があります。
- let
ブロックスコープ(有効範囲)を持つ変数を宣言します。
変数の値(中身)を上書きすることができます。 - const
ブロックスコープ(有効範囲)を持つ変数を宣言します。
変数の値(中身)を上書きすることができません。
プログラム中で不変な物、意図せず変えたくない物に使用します。 - var
かつてよく使われた変数宣言ですが、有効範囲が広すぎて使いづらいため非推奨です。
データ型の一覧
データ型 | 説明 |
---|---|
数値 (Number) | 整数や小数点のある数値を扱う |
文字列 (String) | テキストデータを扱う |
真偽値 (Boolean) | trueまたはfalseの2値のみを持つ |
配列 (Array) | 複数の値を1つの変数で管理 |
オブジェクト (Object) | キーと値のペアを持つ複雑なデータ構造 |
補足: JavaScriptでは、データ型を気にせずに変数を宣言できますが、データ型の違いによって動作が変わる場合があるので注意が必要です。
条件分岐
条件分岐は特定の条件に応じて異なる処理を実行するための構文です。
let weather = "晴れ";
if (weather === "晴れ") {
console.log("今日は外で遊ぼう!");
} else {
console.log("今日は家で過ごそう。");
}
条件分岐には以下の2種類があります。
- if文
条件が真の場合に実行される処理を記述します。 - else文
条件が偽の場合に実行される処理を記述します。
補足: === は厳密な比較を行い、データ型と値の両方を比較します。
== はデータ型を無視して値だけを比較しますが、予期しない結果を生む可能性があるので、基本的には === を使用するのが良いでしょう。
ループ(繰り返し)構文
ループ構文を使用すると同じコードを繰り返し実行できます。
for (let i = 0; i < 5; i++) {
console.log(`カウント: ${i}`);
}
let count= 0;
while (count < 5) {
console.log(`カウント: ${count}`);
count++;
}
ループ構文は複数ありますが、ここでは以下の2種類を紹介します。
- for
繰り返しの回数を指定してループを実行します。 - while
条件が真の場合のみループを実行します。
補足: forは「最新記事を5件表示する」などのループの回数が決まっているときに使います。
whileはループのたびに条件分岐のチェックを行うと思ってください。
判定が真の場合のみループ処理を実行します。
偽であれば(真でなければ)ループ処理を終了します。
関数
関数は一連の処理をまとめて再利用可能にするための構文です。
function greeting(name) {
return `こんにちは、${name}さん!`;
}
console.log(greeting("山田"));
関数が出てくると一気に習得難易度が上がります。
ここでは関数構文内の特徴を紹介するだけにします。
- function
この{ }の中が関数だと宣言します。
( )でオプションデータ(引数)を受け取り、処理を実行します。 - return
関数から結果を返します。
補足: 関数を使うことで、同じ処理を何度も記述せずに済みます。
特にコードの可読性が向上し、保守もしやすくなります。
関数は使い慣れると、関数無しには戻れません。
ですが使い慣れるためには繰り返し書く必要があります。
手が覚えるまで繰り返しましょう。
まとめ
JavaScriptの基本構文を理解することは、プログラミングの第一歩です。
この記事では変数、条件分岐、ループ、関数について説明しました。
これらの基本をしっかり押さえることで、より複雑なプログラムも理解しやすくなります。
次の記事ではさらに進んだ構文について学びましょう。
何度も言いますが、自分のペースで学習を続ければ、JavaScriptの世界がどんどん広がっていきます。